一九会道場は、大正11年に学生達が「本物の人間をつくる道場を作ろう」という熱い思いで創建し、血と汗で築き上げた道場です。
以来一世紀以上が過ぎましたが、現在も創建時と変わらぬ厳しいを修行を厳修しております。
人間生まれて来た時は純一無雑ですが、時が経つと外界の因縁を受けて自分を汚してきている。それを洗い落そうというのがこの修行の眼目です。今では忘れられてしまった「誠一つに至る」ところを身をもって体得する。それでこそ立派な人生を歩む事が出来るのです。「天地と自己と一体」であることを身をもって知るために修行するのです。デーンと座ったものをしっかりと掴んで人生を歩む。
禊修行は「身を削ぐ」修行です。身についた罪・穢れを削ぎ、素裸な自分になり天地と一体となるご修行です。
坐禅修行は正しい姿勢と呼吸で座り、しっかり自己を見つめ直して、素直な心を取り戻して真理を悟るご修行です。
時代が変わっても一九会の修行は、少しも変わっていません。時代の変化に流されず、しっかりと自分を磨いて激流を乗り切っていくことが出来る修行をするのです。特に若い青年諸君には、禊修行はうってつけの修行です。
一九会はどこの団体の傘下にも入っていません。いまだに創建時の気風を受け継いで、熱く現在に至っています
一九会道場 道場長 石津秀樹